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大阪大学学術情報庫(OUKA)について
2007.12.03更新

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大阪大学附属図書館は、大阪大学学術情報庫 (OUKA)の構築を推進しています。
1.大阪大学学術情報庫とは 2.機関リポジトリ登場の背景 3.登録対象 4.登録方法 5.利用上の注意事項 6.他機関の状況 7.リンク集 8.経過 9.問合せ先


◆1.大阪大学学術情報庫とは?
 大阪大学学術情報庫(Osaka University Knowledge Archive)略称(OUKA)桜華とは、大阪大学で生産・収集された研究成果・教育資源等を電子的に蓄積・保存し、原則として無償で学内外に公開することを目的とした学術情報の保管庫です。
 このようなシステムを「機関リポジトリ」といいます。機関リポジトリは近年、海外・国内の研究機関で急速に構築が進められています。
 学位論文・紀要・雑誌掲載論文・会議録・研究報告書から講義用資料まで、さまざまな種類の情報を一括して保管し、世界に向けて情報発信します。
 インターネットで学術研究成果を情報発信することにより、さらに多くの研究者の目に触れて、視認性が格段に高まります(注)。また、社会に対する大阪大学の教育・研究活動の説明責任を果たすことにもつながります。

(注)物理学分野で、オープンアクセス(後述)にした論文がオープンアクセスにしなかった論文の約5.6倍多く引用されたという報告もあります。
Stevan Harnad, Tim Brody,"Comparing theImpact of Open Access(OA)vs. Non-OA Articles in the Same Journals",v.10, n.6(June 2004)
和訳版はこちら

機関リポジトリイメージ図

▲ 機関リポジトリ・イメージ図



◆2.機関リポジトリ登場の背景
(1)シリアルズ・クライシス(Serials Crisis,雑誌危機)

 学術雑誌の価格は毎年値上がりを続けています。そのため、図書館や研究者は購読を中止せざるを得なくなり、購読者数の減少がさらなる価格の高騰を招くという悪循環に陥り、日本の大学全体で雑誌への支出額が増えているにも関わらず、購読しているタイトル数が激減するという現象を引き起こしています。大阪大学ではまだどうにか必要な雑誌を買い支えられていますが、中小規模の大学では文献の入手が非常に困難になっています。学術雑誌による情報流通が滞っている状況は研究者の立場から見れば、自分の研究成果に目を通してくれる読者が減少しているということを意味しています。従来、商業出版の学術雑誌を中心に成り立ってきた学術コミュニケーションが崩壊する危険性をはらんでいます。

図書館の外国雑誌受入状況

(2)オープンアクセス

 上述したように、商業出版誌を中心とした学術コミュニケーションは行き詰まりを見せています。この閉塞状況を打開する手だてとして盛んになりつつあるのが、学術情報へ誰もが無料で障壁なくアクセスできるようにしようというオープンアクセスの動きです。これには二つの方法が実践されています。

a) オープンアクセス誌の発行
 一つの方法が、掲載論文を無償で利用者に公開する電子ジャーナル=オープンアクセス誌を発行しようという動きです。オープンアクセス誌の普及状況は、スウェーデンのLund 大学が運営している
DOAJ(Directoryof Open Access Journal)で概観することができ、2007年10月現在、2,800を超えるオープンアクセス誌が登録されています。

b) セルフアーカイブ
 もう一つの方法は、著者が自分の研究成果を機関リポジトリや自分のホームページから無料で公開するセルフアーカイブです。ただ、学術雑誌に投稿した論文の著作権は出版社に帰属するのが一般的で、著者といえども自分の論文を自由にインターネットで発信することはできません。しかし最近では、著者最終稿(注1)であれば公開することを許諾する出版社が増えてきています。このような雑誌をGreen Journal (注2)と呼んでいます。(少数ですが、出版社の作成したPDFファイルでの公開を許諾しているところもあります。例えば、AIP、APS、IEEEなど。)

(注1)著者最終稿については下図を参照してください。
「京都大学学術情報リポジトリについて」(『京都大学工学研究科附属情報センターニュース』第7号,2006年12月)

著者最終稿とは

(注2)英国のROMEO の調査によれば、主要な海外の学術雑誌の91%が何らかの形でのセルフアーカイブを許可しています。
Journal Policies - Summary Statistics So Far(2007年10月2日確認)
個々の出版社の許諾状況を調べるには SHERPA/RoMEO を参照。
日本の学協会の許諾状況を調べるには SCPJ を参照。

(参考資料)Create Change(日本語版)[PDF 520kb] by SPARC Japan
オープン・アクセス(日本語版)[PDF 438kb] by SPARC Japan




◆3.登録対象資料




◆4.登録方法




◆5.利用上の注意事項




◆6.他機関の状況
  国内では、千葉大学・北海道大学をはじめ60以上の機関で運用されています。その他にも実運用に向けて準備を進めている機関がいくつかあります。  世界規模では、900以上の機関(2007年9月現在)で機関リポジトリが構築されています。
国内の機関では
国内の機関リポジトリ一覧国立情報学研究所のウェブページに国内の機関リポジトリ一覧があります

海外の機関:大阪大学国際交流協定校では
University of California (USA) Cornell University (USA)
University of Washington (USA) University College London (UK)
The University of Nottingham (UK) Durham University (UK)
The University of British Columbia (CN) McGill University (CN)
The Australian National University (AU) Monash University (AU)
Rijksuniversiteit Groningen (NE) Technische Universiteit Delft (NE)




◆7.リンク集
OAIsterミシガン大学作成。800以上の機関リポジトリのデータを検索することができる
Registry of Open Access Repositories (ROAR)900以上の機関リポジトリへのリンク集
Directory of Open Access Repositories - OpenDOARUniversity of Nottingham (UK) と University of Lund (Sweden) が作成する Open Access リポジトリ集 900機関以上を収録
Digital Repository Federation国内の機関リポジトリ連携組織。略称:DRF(ダーフ)




◆8.経過
2007年2月20日大阪大学学術情報庫を公開




◆9.問合せ先
大阪大学学術情報庫(OUKA)に関する問合せは次のメールアドレスまでお願いします。
メールアドレス

 博士論文電子化・公開許諾書様式 日本語(
Word版 / PDF版) ◆ English(Word ver. / PDF ver.
   〜ダウンロードしてご利用下さい。