14冊の本棚番外編:毎年開催されている大阪大学司馬遼太郎記念学術講演会とのコラボ企画です。

今年も6月に「大阪大学司馬遼太郎記念学術講演会」が開催されます。

第20回目を迎える今年は、講演会と合わせ、阪大の学生限定、司馬遼太郎の小説限定のビブリオバトルも同時開催されます。

本選出場者5名には、豪華賞品(旅行券19万8千円分など)が授与されるようです。

本選に先立ち5月13日に豊中キャンパスで予選が行われます。

出場申込み期限が5月2日と迫っていますが

阪大生の皆さんはビブリオバトルに挑戦してみてはいかがでしょうか。

(詳細はこのイベントのFacebookをご覧ください。)

展示場所:2F 閲覧室特設コーナー

展示期間:2017年4月27日~5月21日

展示風景

展示図書リスト

チャンプ本になってどこに行こう

タイトル / 著者 ( シリーズ名)
1 街道をゆく / 司馬遼太郎著(1-30巻)(31-43巻
優勝賞品の旅行券は「街道をゆく」で取り上げられた日本の街道のうち、本人が選んだ場所への旅費および1週間相当の宿泊費として贈られるようです。まずは行き先に思いを巡らせてみるのもよいかもしれません。
2 司馬遼太郎の風景 / NHK「街道をゆく」プロジェクト著
司馬さんのライフワーク「街道をゆく」を全編にわたり映像化し1997年から3年に渡り放送されたNHKスペシャル「街道をゆく」の構成を下敷きに、テレビ番組では表現できなかったり割愛せざるをえなかった取材も含めて再構成したノンフィクションです。
3 NHKスペシャル . 司馬遼太郎街道をゆく/ NHK編集
映像もVHSで所蔵しております。(館内視聴のみ)

司馬遼太郎の小説を読む
(今回は短編集を中心に集めてみました。長編も含めた全集はこちらからお探しください)

4 峠 ; 酔って候 ; 最後の将軍 / 司馬遼太郎著(司馬遼太郎全集; 20)
適塾で学び、のちに日本陸軍創設の中心人物となった大村益次郎を描く「鬼諜の人」、黒船来航の後、大村益次郎も制作に携わった国内初の蒸気船製造の苦労を描く「伊達の黒船」などの短編を収録しています。
5 新選組血風録 ; 幕末 / 司馬遼太郎著(司馬遼太郎全集 ; 7)
池田屋事件後の沖田総司を描く「沖田総司の恋」、暗殺された坂本竜馬の仇討ちに燃える陸奥宗光を描く「花屋町の襲撃」、井上馨と伊藤博文の短期英国遊学を描く「死んでも死なぬ」など幕末維新に題材をとった短編集2編を収録しています。
6 風神の門 / 司馬遼太郎著(司馬遼太郎全集; 2)
表題長編「風神の門」他、短編「最後の伊賀者」「飛び加藤」「果心居士の幻術」など忍者にまつわる話を収録しています。
7 尻啖え孫市 / 司馬遼太郎著(司馬遼太郎全集; 8)
雑賀孫一を主人公とする表題長編の他、短編「軍師二人」「侍大将の胸毛」「言い触らし団右衛門」など戦国時代を題材にとった話を収録しています。
8 北斗の人 ; 宮本武蔵 /司馬遼太郎著(司馬遼太郎全集; 12)
北辰一刀流の創始者千葉周作を扱った「北斗の人」、「宮本武蔵」の表題2長編の他、短編「奇妙な剣客」「斬ってはみたが」など剣客にまつわる話を収録しています。
9 俄 : 浪華遊侠伝 /司馬遼太郎著(司馬遼太郎全集; 13)
大阪北野村生まれの侠客、小林佐兵衛を主人公とした表題長編の他、「大阪侍」「泥棒名人」「けろりの道頓」など大阪にまつわる話を収録しています。
10 妖怪 ; 花の館 /司馬遼太郎著(司馬遼太郎全集; 22)
表題長編、戯曲の他、短編「外法仏」(平安時代)「朱盗」(奈良時代)「牛黄加持」(平安時代)「八咫烏」(神話時代)と珍しく室町時代以前を題材にとった作品を収録しています。
11 城塞 ; 胡桃に酒 ; 故郷忘じがたく候 / 司馬遼太郎著(司馬遼太郎全集; 29)
江戸初期の大阪城を舞台にした「城の怪」、実際に司馬が薩摩焼の宗家沈寿官を取材して書いた「故郷忘じがたく候」など戦国時代から昭和時代までを舞台にした短編13編を収録しています。
12 花神 ; 斬殺 ; 慶応長崎事件 / 司馬遼太郎著 (司馬遼太郎全集; 31)
後に「北斗の人」「峠」「俄」などの長編小説として展開される、短編「千葉周作」「英雄児」「侠客万助」など江戸末期、幕末にを舞台にした16編を収録しています。
13 ひとびとの跫音 ; 評論随筆集 / 司馬遼太郎著 (司馬遼太郎全集; 50)
正岡子規にまつわる人々の歩んだ人生を描く長編「ひとびとの跫音」の他、釦の材料として貝を取るため明治初期から多くの日本人が暮らしていたオーストラリア北端の木曜島を舞台にした短編「木曜島の夜会」も収録しています。
14 二十一世紀に生きる君たちへ : 司馬遼太郎著
次の世代への手紙として書いた表題エッセイ「21世紀に生きる君たちへ」の他、緒方洪庵の生涯について書いた小品「洪庵のたいまつ」を収録しています。