忍頂寺文庫

大阪大学附属図書館所蔵 忍頂寺文庫目録

大阪大学附属図書館所蔵、近世歌謡研究家の忍頂寺務氏(1885-1951)旧蔵の、近世歌謡・近世小説コレクション1,990点の目録を公開してます。

忍頂寺文庫洒落本

忍頂寺文庫の目玉のひとつである洒落本(整理番号でAのもの)の画像および書誌データが、2004年度に大阪大学 21世紀COEプログラム「インターフェイスの人文学」における「人文学データベース」事業の一環として電子化され、大阪大学総合学術博物館統合資料データベースのコンテンツとして公開されています。

本データベースは、大阪大学附属図書館所蔵の忍頂寺文庫のうち分類番号Aのものの画像のすべてと書誌データの一部を公開するものである。分類Aの書目は 139点あり、その多くは洒落本に分類される。ただ、現在の学問的なジャンル認定からは洒落本に分類しがたいものも若干存在するし、B以降に分類されている典籍の中に洒落本が見いだされるということもあるが、今回便宜的に、A分類のものだけを、「忍頂寺文庫洒落本データベース」として公開するものである。ただし一部に複製本があり、それについては画像を公開しないことにした。

本データベースの画像やデータを転載したり、画像による翻字を掲載する場合は、事前に大阪大学附属図書館の許諾を得なければならない。

忍頂寺文庫は、『清元研究』(春陽堂、昭和五年刊)の著述で知られる近世歌謡研究家の忍頂寺務(1885-1951)旧蔵の、近世歌謡・洒落本を中心としたコレクションである。1954年に大阪大学附属図書館の所蔵に帰した。その概要については、大阪大学国語国文学会が刊行する「語文」第70輯 (1998年5月)所載の「文学部創立五十周年記念 忍頂寺文庫特輯」を参照されたい。このコレクションは詳細な書誌データを付した目録として刊行が目指され、データ採取は青田寿美・内田宗一・尾崎千佳・川端咲子・近衞典子・富田志津子・新稲法子・福田安典・正木ゆみ・鷲原知良の各氏によって進められていたが、公刊には至っていなかった。今回のデータベース公開では、画像とともに画像のみでは確認できない書誌データも一部公開する。すなわち、刊写の別、寸法、原表紙・替表紙の別である。併せて『洒落本大成』に翻字・影印が収められている場合はこれを注記した。なおデータは上記チームの調査結果を、飯倉洋一・小篠景子が確認・補足したものである。(2005年4月 大阪大学文学研究科・日本文学研究室)

※2018年7月より、本データベースの画像はクリエイティブ・コモンズ 表示-継承 4.0 国際 ライセンス(CC BY-SA)により、どなたでもクレジット表示をするだけで、自由にご利用いただけるようになりました。
クレジットの表示方法などは、総合図書館利用案内「貴重図書を使う」を確認してください。

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