中井竹山手稿。明和四年(1767)、蘭洲の『非物篇』を補うものとして竹山によって書かれた。二十巻八冊のうち、第一・二巻の第一冊が欠けている。天明四年(1784)に『非物篇』と『非徴』は、それぞれを正編・続編としてともに懐徳堂蔵版で刊行された。本書は、昭和六十三年、懐徳堂友の会より、懐徳堂文庫復刻叢書一『非徴』として復刻されている。