中井履軒は、深衣の雛形(『懐徳堂』画像ファイル37)を作製する一方、明和二年(1765)年に著した本書の中で、礼記の深衣篇及び玉藻の文について、その忌服の制を考証・図解し、深衣が古代中国の貴人の燕服(ふだん着)であることを論じた。