中井竹山手筆定稿。寛政十一年(1799)七月、竹山が幕府の命により献上した『逸史』の原本。また嘉永元年(1848)に並河寒泉によって刊行されたものの底本でもある。徳川家康の事績を編年体で記し、論賛を加えながらその功績を賛美している。竹山は、延享年間以来、三十余年間に五たび稿を変えたといわれるが、これはその定稿本。十三巻十三冊。
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