中井履軒自筆。履軒が晩年に著した経書研究の集大成『七経逢原』<しちけいほうげん>の一つ。三宅石庵によって提唱された「中庸錯簡説」は、中井竹山によって懐徳堂独自の学説という形に整えられていたが、履軒もこれを尊重しつつ、より詳細な分析を行って独自な考え方を示した。本書は、平成六年懐徳堂友の会刊、懐徳堂文庫復刻叢書三『中庸雕題』の中に復刻されている。
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