野村広善筆。中井竹山の次男の碩果<せきか>(1771−1840)の教授時代、毎月二・四・七・九の日に夜講が開かれていたが、これは、門人の広善が、その夜の講本名を記したあと、講義後に交わされた碩果と門人たちとの雑談の内容を記したもの。碩果六十六歳の天保七年(1836)年九月から同十年十月まで記録されている。『懐徳』十五号(昭和十二年刊)に活字翻刻されている。
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