中井木菟麻呂稿。懐徳堂最後の学校預かり人である中井桐園<なかい とうえん>(1823−81)の嗣子の木菟麻呂(1855−1943)が、家蔵の諸資料や外祖父にあたる並河寒泉からの伝聞をもとに書き記した記録。幕末の懐徳堂の内情に詳しい。西村天囚が『懐徳堂考』(明治四十三年、四十四年刊)を執筆するに際し、資料を求めたのに応えて記された。
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