中井藍江<なかい らんこう>筆、中井竹山賛。寛政十年(1798)正月十六日の初講の日の宴席で書画の競作が催された際、竹山の弟子で佐倉藩侍読の渋井子要が藍江に竹山の講義像を照写させ、竹山が賛を記したもの。時に竹山六十九歳。藍江(1766−1830)は、画を蔀関月<しとみ かんげつ>(1747−97)に学び、和漢諸流の画法に通じていた。また、儒学を竹山に学び、この年三十二歳。
附属図書館Webサイトへ