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鞍馬天狗(くらまてんぐ)

「鞍馬天狗」は、中世の義経伝説にもとづいて作られた作品で、鞍馬山の大天狗(シテ)が稚児として住山していた牛若に兵法の大事を伝授し、それによって牛若が平家を滅ぼして、源家が再興されるまでを描く。作者不明だが、15世紀の中頃までには成立していた作品。鞍馬山での花見のさいに大天狗による兵法伝授の後半とからなる。前者では疎外された者同士の山伏と牛若のほのかな恋情が描かれ、後者では赤頭・狩衣・半切姿の大天狗の威風堂々たるさまが描かれる。