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卒都婆小町(そとばこまち)

「卒都婆小町」は、老残の小野小町を主人公にした小町物・老女物の能で、摂津の阿倍野における路傍の卒塔婆をめぐる小町と真言僧との宗教問答(「卒塔婆問答」と呼ばれる)の場面と、かつて小町に懇願した深草少将の霊が小町に取り憑く場面とからなる。このふたつの場面は、さいごに小町の成仏が暗示されて、「善悪不二」という思想の実現という形で一曲が締めくくられている。作者は至徳元年(1384)没の観阿弥。