論文投稿に係るAPCの免除・割引
最終更新:2023年10月2日
論文をオープンアクセスで出版する際、出版費用としてAPC(Article Processing Charge;論文出版加工料)の支払いが必要となる場合があります。大阪大学の契約・購読状況に応じて大阪大学構成員に対しAPCの免除、割引が適用となる場合がありますので、ご案内いたします。
APCの免除に関する情報
- Cambridge University Press
- Rockefeller University Press
- Royal Society of Chemistry
- Springer Nature
- Thieme
APCの割引に関する情報
- American Chemical Society
- Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
APCの免除に関する情報
Cambridge University Press (CUP ケンブリッジ大学出版)
大阪大学では、ケンブリッジ大学出版(CUP)が発行するジャーナルについて、APCが免除される「Read & Publish 契約」を結んでいます。
大阪大学構成員が責任著者であれば、CUP発行のジャーナルへ論文を投稿する際、無料でオープンアクセス化することができます。
期間 | 2020年1月1日から2025年12月31日まで(この日までにアクセプトされた論文が対象となります。) |
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対象となるジャーナル | CUPのWebサイト でご確認ください。 (「Country/Territory of your institution」に「Japan」と入力し、「Name of your institution」のプルダウンから「Osaka University」を選んでください。) |
対象となる論文種別 | Research articles、Rapid communications、Review articles、Brief Reports、Case Reports |
参考資料 |
- 大阪大学に所属していることを示すため、責任著者の所属機関は「Osaka University」としてください。
Rockefeller University Press (RUP)
大阪大学では、Rockefeller University Press (RUP) が発行するジャーナルについて、APCが免除される「Read & Publish 契約」を結んでいます。
大阪大学構成員が責任著者であれば、RUP発行のジャーナルへ論文を投稿する際、無料でオープンアクセス化することができます。
期間 | 2023年1月1日から2023年12月31日まで(この日までにアクセプトされた論文が対象となります。) |
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対象となるジャーナル | |
参考資料 |
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注意事項
- 大阪大学に所属していることを示すため、著者の所属機関は「Osaka University」としてください。(ROR ID: https://ror.org/035t8zc32)
Royal Society of Chemistry(RSC 英国王立化学会)
大阪大学では、英国王立化学会(RSC)が発行するジャーナルについて、APCが免除される「Publish & Read 契約」を結んでいます。
大阪大学構成員が責任著者であれば、RSC発行のジャーナルへ論文を投稿する際、無料でオープンアクセス化することができます(ただし大学全体で1年間に24本まで)。
期間 | 2023年1月1日から2023年12月31日まで(この日までにアクセプトされた論文が対象となります。) |
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対象となるジャーナル | ハイブリッドOAジャーナル |
参考資料 |
注意事項
大学全体で1年間に24本の上限があります(アクセプトされた先着順)。
2023年の無料枠は24本を全て使い切りました。今後はAPCに15%の割引が適用されます。- 大阪大学に所属していることを示すため、著者のメールアドレスには本学からRSCへ事前に届け出ているリスト にあるドメインのメールアドレスを記載してください。
- ご自身のメールアドレスのドメインがリストに無い場合は、論文がアクセプトされる前に附属図書館へご連絡ください。(お問い合わせ先)
Springer Nature(シュプリンガーネイチャー)
大阪大学では、シュプリンガーネイチャーの転換契約パイロットプロジェクトに参加しています。
大阪大学構成員が責任著者であり、かつ、一定の条件を満たせば、APCの一部もしくは全額が免除されます。
期間 | 2023年1月1日から2025年12月31日まで(この日までにアクセプトされた論文が対象となります。) |
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対象となるジャーナル | 次のインプリントのハイブリッドOAジャーナル
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APC免除の条件や申請方法 |
マイハンダイの案内「英語論文の投稿支援 / Publication Support for English Research Papers」をご覧ください。 学内者限定 Springer Nature社が指定する手続きに加えて、上記に掲載された募集要項(OA支援)をお読みいただき、要項に記載されたオンラインフォームからの申し込みもお願いします。 お問い合わせ先:研究企画課研究プロジェクト推進係 |
参考資料 |
注意事項
- NatureやNature姉妹誌、フルOAジャーナルは対象外ですのでご注意ください。
- 大阪大学に所属していることを示すため、著者のメールアドレスには大阪大学ドメインのメールアドレスを記載してください。
- 本学では、Springer Nature の案内にある対象ジャーナルすべてが免除対象になるとは限りません。必ずマイハンダイの案内「英語論文の投稿支援 / Publication Support for English Research Papers」を事前にご確認ください。 学内者限定
Thieme
大阪大学で契約している電子ジャーナルパッケージ「Thieme Chemistry eContent Package」にフルOAジャーナル「SynOpen」のAPCバウチャーが特典として付いています。
大阪大学構成員が責任著者であれば、「SynOpen」のAPCが無料になります(ただし大学全体で1年間に4本まで)。
期間 | 2023年1月1日から2023年12月31日まで(この日までにアクセプトされた論文が対象となります。) |
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対象となるジャーナル | 「SynOpen」ジャーナルのサイト |
参考資料 |
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注意事項
- 大学全体で1年間に4本の上限があります(アクセプトされた先着順)。
- 大阪大学に所属していることを示すため、著者のメールアドレスには大阪大学ドメインのメールアドレスを記載してください。
APCの割引に関する情報
すべて参考情報です。ご不明の点は、各出版元へ直接お問い合わせください。
この他にも、著者が発行元の学会の会員である場合など、割引が適用されることがあります。詳細は、各ジャーナルの投稿規程やオープンアクセス出版の案内のページなどをご確認ください。
American Chemical Society(ACS 米国化学会)
- ACS AuthorChoice
- ACS ジャーナルのサイト
大阪大学は「“All ACS Publications” Subscribing Institutions」に該当します。 投稿者がACSの会員である場合は、さらに割引率が高くなります。詳細は下記をご覧ください。
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (PNAS)
大阪大学は「authors from institutions with current-year site licenses」に当たるため、割引価格が適用されます。詳細は下記サイトをご覧ください。
お問い合わせ
附属図書館 学術情報整備課 雑誌・電子資料担当
Mail:
内線:5064、5065(豊中)