19/07/10 【展示】LSのおすすめ本 ’19

LSのおすすめ本 ’19(生命科学図書館図書展示)

「初学者におすすめしたい」、「前もって読んでおけばよかった」など、LSの専門分野やこれまでの経験から皆さんにおすすめしたい本を選びました。これからの学習、研究にぜひお役立てください。

●展示場所:生命科学図書館1階 展示コーナー

●展示期間:7月10日(水)~7月31日(水)

LSのおすすめ本

医学系研究科保健学専攻M2・N(月13:00-15:00/木15:00-18:00)

社会と健康 : 健康格差解消に向けた統合科学的アプローチ / 川上憲人, 橋本英樹, 近藤尚己編
健康科学の入門書・教科書として最適な一冊。ワークライフバランス、健康格差、社会保障制度など、各テーマの著名な専門家によってエビデンスに基づき分かりやすく書かれています。社会のあり方について深く考えさせられるとともに、学際的な学びの楽しさを実感できる本だと思います。
駐在保健婦の時代 : 1942-1997 / 木村哲也著
日本の公衆衛生の戦時・戦後史を、その実質的な担い手であった保健婦に焦点を当ててまとめた一冊。激動の時代に国家と国民の間に立ちながら、地域を歩き回り、人々の命・生活と向き合ってきた保健婦の語りから、今に繋がる公衆衛生の歴史の重みを感じます。
無名の語り : 保健師が「家族」に出会う12の物語 / 宮本ふみ著
平成時代、主に精神保健担当の保健所保健師の奮闘記。日常援助における一瞬一瞬のアセスメントと対応・ケア、他職種との協働や地域のネットワークの構築、自分の中の負の感情との向き合い方まで事例を通して知ることができ、勉強になります。筆者の鋭い観察眼と豊かな表現力で小説のように鮮やかに光景が目に浮かび、保健師を知らない人でも楽しめる一冊です。
べてるの家の「当事者研究」 / 浦河べてるの家著
北海道の精神障がい者施設で始まった「当事者研究」。精神疾患を持つ当事者自身が、仲間とともに、病気や困難を自分から切り離した研究対象として、解明・実験・検証していく。大変だけどポジティブ、ユーモアたっぷりで、一人ひとりの個性に魅了され、読み手も前向きに生きる気持ちになれます。
摘便とお花見 : 看護の語りの現象学 / 村上靖彦著
現象学という哲学の見方を通して、看護という行為の豊かさ、奥深さが感じられます。この本を読んで、私自身、自分の人生と看護観を振り返るきっかけになりました。看護師を目指す学生だけでなく「看護師って何考えてるの?」という医学生にも読んでみてほしい一冊です。

医学系研究科保健学専攻M2・G(月15:00-18:00/木13:00-15:00)

イラストで学ぶ看護人間工学 / 小川鑛一著
私は機械工学で卒業しましたが、今は医学研究科保健学科に所属しており、高齢者のために介護ロボットについて研究しています。より良いサポートを提供するため、基本的な人間工学の知識が必要です。この本では、医療現場、仕事現場、生活にある人間工学の問題をイラストも含めて、基礎から詳しく説明されています。看護工学や人間工学に興味ある方にはぜひ読んでいただきたいです。
看護の現場ですぐに役立つモニター心電図 : 患者さんに信頼される看護技術が身に付く! / 佐藤弘明著
心電図についておさえておくべき情報がまとめられています。図もたくさんあって、わかりやすい本です。
はじめての心電図 / 兼本成斌 [著]
心電図についてより細かく、より詳しくまとめられています。心電図のデータを用い、解析する必要がある方にオススメです。
最新MATLABハンドブック / 小林一行著
初心者に向け、MATLABの基礎について書かれています。出版年が少し古いですが、MATLABの基本的なところは変わりませんので、研究や勉強の中でMATLABが必要な方はぜひ読んでみてください。コマンドやプログラミングの仕方についての詳しい説明や実例の実行結果もたくさん書かれていますので、MATLABの初心者の方にオススメです。
好きになる漢方医学 : 患者中心の全人的医療を目指して / 喜多敏明著
「中医学概論」という授業を受講して、中医学に対する興味を持ちました。西洋医学と異なる考え方、「陰陽論」、「五行論」など、または鍼灸、推拿、吸い玉、薬膳などの治療方法も面白かったです。中医学や漢方に興味を持っている方にオススメです。

医学系研究科保健学専攻M2・O(火13:00-16:00/金13:00-15:00)

よくわかる看護研究論文のクリティーク : 研究手法別のチェックシートで学ぶ / 山川みやえ, 牧本清子編著
「看護研究論」という講義でも紹介される一冊です。授業の理解を深めるとともに、ゼミでの課題に取り組む上で役に立ちますので、保健師課程を専攻する学生は、入学して少し余裕ができた時など、早めに読んでおくことをお薦めします。
今日から使える医療統計 / 新谷歩著
「看護研究論」の講義でも紹介される1冊で、何もわかっていないと思う段階であっても物語のように読んでいて読みやすく、授業の理解が深まります。特に保健師課程の学生は、クリティークの本とあわせて、早いうちに読んでおくことをおすすめします。
QUESTION BANK看護師国家試験問題解説 / 医療情報科学研究所編集
看護師・看護学生のためのレビューブック / 岡庭豊編集
国家試験の勉強をしていて、「実習の時にこれがわかっていたらよかったのに」と思うことがたくさんありました。どちらも実習の時から活用し、調べた内容を記録して繋げていくことで国家試験対策になるとともに、ポイントを押さえて学びを深めていける状況にできると思います。

※いずれも貸出不可

なぜ?どうして? : 看護師・看護学生のための / 医療情報科学研究所編集
会話形式で展開されており、空いた時間に読みやすい1冊です。暇があるときに、各領域や分野ごとに出ているため読み進めておくと基本的な知識をおさえることができます。

※最新版は貸出不可

事例で学ぶ看護過程 / 大西和子監修
実習や課題の事例でよく取り上げられるような、メジャーな疾患についてわかりやすくまとめられており、主要疾患についての知識だけでなく、アセスメント等の参考にもなります。実習前にも、時間に余裕がある時の復習にも活用できると思います。
緊急度・重症度からみた症状別看護過程+病態関連図 / 井上智子, 稲瀬直彦編集
アセスメントや看護計画を立てる際に、どのようなことから症状が生じるかがまとめられています。国家試験だけでなく、実際働いていくときにも必要な知識となってくることが含まれていると思います。
経過がみえる疾患別病態関連マップ / 山口瑞穂子, 関口恵子監修
実習の時にも持ち歩きやすく、自分の知りたい疾患があった場合に便利とだと感じました。カラフルで見やすく、復習になると同時に、自分が情報を整理していくときの手掛かりにもなると思います。同じ疾患であっても、内容の細かさや関連図に取り入れている情報が本によって異なるため、他書と一緒にみていくと良いでしょう。
病気がみえる / 医療情報科学研究所編
イラスト・写真が豊富で、実習等で疾患について知る必要がある時に概略をつかみやすいと思います。国家試験の勉強にも、有名どころの疾患については、このシリーズの本を組み合わせて勉強することで反復にもなり、プラスαの学習の際に効果的です。
休み時間の免疫学 / 齋藤紀先著
読み進めやすく、免疫についてどのような物事が関連しているかなどをイメージしながら学習していく助けになります。
症状別看護過程 : アセスメント・看護計画がわかる! / 小田正枝編著

人間科学研究科D2・K(水13:00-15:00/金15:00-18:00)

参加観察法入門 / ジェイムズ P.スプラッドリー著
実験室での研究、あるいは文献中心の研究ではなく、現場やそこの人々の視点から研究したいと思っている初学者にピッタリな本です。スプラッドリーは「段階的研究手順法」というメソッドを提案し、このステップを着実に実行しクリアすれば、参加観察を使った研究が完成するようになっています。
フィールドワーク : 書を持って街へ出よう / 佐藤郁哉著
フィールドワークの技法と実際 / 箕浦康子編著
エスノグラフィー入門 : 「現場」を質的研究する / 小田博志著
リスクの人類学 : 不確実な世界を生きる / 東賢太朗 [ほか] 編
ヤノマミ / 国分拓著