法学および政治・行政に関する、基本的な参考図書、雑誌論文検索ツール、一次資料を入手できる役に立つオンラインツールを紹介しています。 なお、法令については「法令をさがす」、判例については「判例をさがす」をご覧ください。
調べ方案内資料・サイト
- リーガル・リサーチ[第4版] (日本評論社, 2012)
- 法情報を調査するための基礎知識、方法、手順を丁寧に説明しています。
- リサーチ・ナビ:議会・法令・判例・官庁資料(国立国会図書館)
- 政治・法律・行政に関わる様々なトピックについての調べ方および主要な資料を紹介しています。
- 法律編集者懇話会「法律文献等の出典の表示方法」
- 独特の表記が用いられる、法律関係の文献や判例の出典について、わかりやすくまとめられています。
基本的な参考図書
- 政治学事典 (弘文堂, 2000)
- 政治および政治学に関する領域を網羅する最大かつ最新の事典。巻頭のテーマ別綱目分類で俯瞰し、巻末の事項索引を駆使するのが上手な使い方。
- 国際政治事典 (弘文堂, 2005)
- 理論、歴史、地域、政策、日本外交の5つの柱によって構成。2412項目、5種類の索引を含む。世界史事典として、各国要覧としても活用できる。
- 現代法律百科大辞典 (ぎょうせい, 2000)
- 99年9月時点の法令から約4500項目を選定。理論と実務の到達点をもれなく解説。『国民法律百科大辞典』の後継。
- 国際関係法辞典[第2版] (三省堂, 2005)
- 国際法に関わる機構、組織、条約、判例、人名など掲載。巻末に欧文略語表等。
雑誌記事・論文を探す
日本
- CiNii Research
- 法律・政治に限らず、国内で発行された学協会雑誌および大学研究紀要等に掲載された記事・論文情報をキーワードで検索できます。日本語論文を探す最も代表的な論文データベース。
CiNii Researchの検索に加えて他のデータベースも検索することで、日本語論文を網羅的に探すことができます
- 雑誌記事索引集成データベース 阪大契約データベース
- CiNii Researchと同じく、日本語の雑誌記事が検索できます。地方誌や戦前の資料が充実しているのが特徴。
世界各国
- Scopus 阪大契約データベース
- 世界でも最大級の収録数を誇る文献データベース。世界各国の自然科学、社会科学分野の文献をキーワードで検索できます。また、引用文献を参照できます。
- Web of Science 阪大契約データベース
- 世界各国の厳選して収録した文献を引用検索するためのデータベースです。
- Index to Legal Periodicals & Books 阪大契約データベース
- 世界各国の法学分野の文献をキーワードで検索できます。
- ProQuest 阪大契約データベース
- 人文社会科学、教育、芸術、宗教、ビジネス、金融、政治、法律、医学、科学技術、保健医療等の 雑誌記事情報を収録。一部のタイトルについては全文を表示することもできます。
その他役に立つ資料・サイト
図書
The Oxford Handbook シリーズ、Routledge handbook シリーズは、さまざまなテーマに基づいて作成されたハンドブックで、そのテーマの入門に適しています。以下に挙げたもの以外でも、さまざまなテーマのものがありますので、OPACで自分が調べたい分野名と「Oxford Handbook」「Routledge handbook」などを組み合わせて検索してみましょう。
-
政治学(・法学)総論を扱ったものとして;
- The Oxford handbook of political science
- The Oxford handbook of international relations
- Routledge handbook of international law
- Routledge handbook of Japanese politics
-
その他、各論を扱ったものとして;
- The Oxford handbook of political economy
- The Oxford handbook of war
- Routledge handbook of politics in Asia
Webサイト
- 国会会議録検索システム
- 1947年5月開会の第1回国会以降の本会議と、すべての委員会の会議録とその関係資料を検索し、本文を見ることができます。国会の回次や発言者名などを指定して検索できます。
- 帝国議会会議録検索システム
- 明治23年から昭和22年まで開かれた帝国議会の会議録全文を公開しているデータベース。国会の回次や発言者名などを指定して検索できます。
- データベース「世界と日本」
- 戦後国際政治の基本文書、多数国間条約集、主要国首脳会議、日本の外交文書、帝国議会・国会の演説、閣議決定などが検索、入手できます。
- データベース日本外交史
- 研究者によって運営されている日本外交史に関するデータベース。研究者が収集した文書等を掲載しているほか、外務省から外交史料館に移管された資料の目録等を掲載しており、コラムやブリーフィングペーパーについても参考になります。
- ODS (Official Documents System)
- 1993年以降の国連公式文書を検索・利用できます。また、総会・安全保障理事会・経済社会理事会・信託統治理事会の決議については、1946年以降分がアクセス可能です。
- Govinfo
- 官報や議会資料などアメリカの連邦政府の政府刊行物などが検索できます。
- Congress.gov
- アメリカ議会図書館が提供する議会情報データベース。議会、委員会、法案関連の文献資料が提供されています。
- EUR-Lex
- 官報や議会資料などEUに関する資料を統合的に検索でき、全文が入手できます。
- House of Commons Parliamentary Papers 阪大契約データベース
- 18世紀から20世紀までの英国下院議会文書をキーワードで検索して読むことができます。
- Foreign Relations of the United States [FRUS]
- アメリカの国務省歴史部が発行する公式の歴史文書集。一部は書籍として本学でも所蔵していますが、新しく発行されたものを除き、大部分はインターネット上で閲覧できます。
- National Security Archive
- 安全保障関係の政府文書を収集するアメリカの非営利団体 National Security Archiveが運営するサイト。National Security Archiveがこれまで収集した文書はDigital National Security Archiveにて閲覧できますが、本学では未契約(2022年10月31日時点)のため、上記サイトのBriefing book内で公開されている文書についてのみ閲覧できます。
- Wilson Center Digital Archive
- アメリカのシンクタンク、ウィルソン・センターが運営するサイト。このサイトではウィルソン・センターがこれまで収集した政府文書等を掲載しています。ウィルソン・センターでは、外国政府の文書を英語に翻訳するプロジェクトがいくつか進行中で、重要な文書については英語圏以外の政府の文書であっても、英語で閲覧が可能な場合があります。
- H-diplo/ISSF
- 学術団体であるH-diplo/ISSFによって運営されており、外交史と国際関係論の研究者が交流するために設立されました。そのため、分野としては国際政治関連に限られますが、本や論文のレビュー、時の政権に対する評価などを掲載しているので、参考になります。
- War on the Rocks
- 国際政治・軍事関連の研究者による現在の国際情勢等についての論考が掲載されています。ある分野における先行研究が分かる場合があり、参考になります。
- The Monkey Cage
- 政治学全般について、研究者が学術的観点から現在の情勢を解説しています。ある分野における先行研究が分かる場合があります。それぞれの記事はアメリカの新聞社ワシントン・ポストのウェブサイトに掲載されています(個人で閲覧する場合にはサブスクリプション契約が必要)が、ワシントン・ポストのオンライン版は本学が契約するデータベース ProQuest Central に含まれているので、記事タイトルを ProQuest で検索することによって閲覧できます。こちらでトピックごとに記事が分類されているので、参考にしてください。なお、The Monkey Cageとワシントン・ポストとの契約が2022年12月31日に終了するため、The Monkey Cageは2023年の春から独立したサイトとして再開する予定です。過去の記事については従来通り、閲覧できる模様です。