APC(オープンアクセス出版料)の免除・割引

最終更新:2024年2月9日

論文をオープンアクセスで出版する際、APC(Article Processing Charge;オープンアクセス出版料、オープンアクセス掲載公開料)の支払いが必要となる場合があります。

大阪大学の契約・購読状況に応じて大阪大学構成員に対しAPCの免除、割引が適用となる場合がありますので、ご案内いたします。

この他にも、著者が発行元の学会の会員である場合など、割引が適用されることがあります。詳細は、各ジャーナルの投稿規程やオープンアクセス出版の案内のページなどをご確認ください。

APCの免除・割引に関する情報

詳細情報は出版社名をクリックしてご確認ください。

出版社名等 論文数 費用
American Chemical Society 上限なし 割引適用
Cambridge University Press 上限なし 全額免除
Microbiology Society 上限なし 割引適用
※雑誌購読の有無に関わらず誰でも割引利用可能
Rockefeller University Press 論文数上限なし 全額免除
Royal Society of Chemistry 2024年:25本 全額免除
Springer Nature
※NatureとNature Journalsは対象外
上限あり 条件に合致すれば一部又は全額免除。詳細は英語論文投稿支援事業 学内者限定参照。
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America 上限なし 割引適用
Wiley 上限あり 条件に合致すれば一部又は全額免除。詳細は英語論文投稿支援事業 学内者限定参照。

American Chemical Society(ACS 米国化学会)

    大阪大学は「“All ACS Publications” Subscribing Institutions」に該当します。 投稿者がACSの会員である場合は、さらに割引率が高くなります。詳細は下記をご覧ください。

  • ACS AuthorChoice
  • ACS ジャーナルのサイト

Cambridge University Press (CUP ケンブリッジ大学出版)

大阪大学では、ケンブリッジ大学出版(CUP)が発行するジャーナルについて、購読料とOA出版料がセットになった「Read & Publish 契約」を結んでいます。

大阪大学構成員が責任著者であれば、CUP発行のジャーナルへ論文を投稿する際、無料でオープンアクセス化することができます。

期間 2020年1月1日から2025年12月31日まで
(この期間中にアクセプトされた論文が対象となります。)
対象となるジャーナル CUPのWebサイト でご確認ください。
(「Country/Territory of your institution」に「Japan」と入力し、「Name of your institution」のプルダウンから「Osaka University」を選んでください。)
対象となる論文種別 Research articles、Rapid communications、Review articles、Brief Reports、Case Reports
参考資料
注意事項
  • 大阪大学に所属していることを示すため、責任著者の所属機関は「Osaka University」としてください。

Microbiology Society

論文をオープンアクセスにするための費用(APC)が10%割引になる「プロモーションコード」が配布されています。詳細は下記サイトをご覧ください。(有効期限:2025年6月まで)

Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America (PNAS)

大阪大学は「authors from institutions with current-year site licenses」に当たるため、割引価格が適用されます。詳細は下記サイトをご覧ください。

Rockefeller University Press (RUP)

大阪大学では、Rockefeller University Press (RUP) が発行するジャーナルについて、購読料とOA出版料がセットになった「Read & Publish 契約」を結んでいます。

大阪大学構成員が責任著者であれば、RUP発行のジャーナルへ論文を投稿する際、無料でオープンアクセス化することができます。

期間 2024年1月1日から2024年12月31日まで
(この期間中にアクセプトされた論文が対象となります。)
対象となるジャーナル
参考資料

注意事項

  • 大阪大学に所属していることを示すため、著者の所属機関は「Osaka University」としてください。(ROR ID: https://ror.org/035t8zc32

Royal Society of Chemistry(RSC 英国王立化学会)

大阪大学では、英国王立化学会(RSC)が発行するジャーナルについて、購読料とOA出版料がセットになった「Publish & Read 契約」を結んでいます。

大阪大学構成員が責任著者であれば、RSC発行のジャーナルへ論文を投稿する際、無料でオープンアクセス化することができます(ただし大学全体で1年間に25本まで)。

期間 2024年1月1日から2024年12月31日まで
(この期間中にアクセプトされた論文が対象となります。)
対象となるジャーナル ハイブリッドOAジャーナル
参考資料

注意事項

  • 大学全体で1年間に25本の上限があります(アクセプトされた先着順)。
  • 大阪大学に所属していることを示すため、著者のメールアドレスには本学からRSCへ事前に届け出ているリスト にあるドメインのメールアドレスを記載してください。
    • ご自身のメールアドレスのドメインがリストに無い場合は、論文がアクセプトされる前に附属図書館へご連絡ください。(お問い合わせ先

Springer Nature(シュプリンガーネイチャー)

大阪大学では、シュプリンガーネイチャーの転換契約パイロットプロジェクトに参加しています。

大阪大学構成員が責任著者であり、かつ、一定の条件を満たせば、英語論文投稿支援事業によりAPCの一部もしくは全額が免除されます。

期間 2023年1月1日から2025年12月31日まで(この日までにアクセプトされた論文が対象となります。)
対象となるジャーナル 次のインプリントのハイブリッドOAジャーナル
  • Springer
  • Adis
  • Palgrave Macmillan
  • Academic journals on nature.com
具体的なタイトルについてはシュプリンガーネイチャーの案内ページの「参加機関所属の著者の皆様へ」に掲載されている「対象ハイブリッドジャーナル」をご覧ください。
※ただし、本学においては英語論文投稿支援事業の条件を満たすタイトルのみが対象となりますので、ご注意ください。
対象となる論文種別 Original Paper(原著論文)、Review Paper(レビュー論文)、Brief Communication(ブリーフコミュニケーション)、Continuing Education(継続教育)
APC免除の条件や申請方法
参考資料

注意事項

  • NatureやNature姉妹誌、フルOAジャーナルは対象外ですのでご注意ください。
  • 大阪大学に所属していることを示すため、著者のメールアドレスは大阪大学ドメインのメールアドレスとしてください。
  •    
  • 本学では、Springer Nature の案内にある対象ジャーナルすべてが免除対象になるとは限りません。必ずマイハンダイの案内「英語論文の投稿支援 / Publication Support for English Research Papers」 学内者限定を事前にご確認ください。

Wiley(ワイリー)

大阪大学では、Wiley と Hindawi が発行するジャーナルについて、購読料とOA出版料がセットになった転換契約を締結しています。

大阪大学構成員がResponsible Corresponding Author であり、かつ、一定の条件を満たせば、英語論文投稿支援事業によりAPCの一部もしくは全額が免除されます。

期間 2024年1月1日から2024年12月31日まで
(ハイブリッドOAジャーナルはこの期間中にアクセプトされた論文、フルOAジャーナルはこの期間中に投稿された論文が対象となります。)
対象となるジャーナル
  • WileyのハイブリッドOAジャーナル
  • WileyのフルOAジャーナル
  • Hindawiのジャーナル(すべてフルOAジャーナル)
具体的なタイトルについてはWileyの案内ページ の「Hybrid OA Price List」と「Open Access Journal Price List」をご覧ください。
※ただし、本学においては英語論文投稿支援事業の条件を満たすタイトルのみが対象となりますので、ご注意ください。
対象となる論文種別 原著論文、レビュー論文
APC免除の条件や申請方法
参考資料

注意事項

お問い合わせ

附属図書館 学術情報整備課 雑誌・電子資料担当
Mail:
内線:5064、5065(豊中)