2014年1月10日(金)~2月末
昨年9月、東京オリンピック・パラリンピック開催決定に日本中が興奮に包まれました。
開催に向け、多くの海外の人々がこれからさらに日本を訪れることとなるでしょう。
オリンピック・パラリンピック招致プレゼンテーションで一躍注目を浴びた「お・も・て・な・し」の言葉。
この言葉は2013年の新語・流行語大賞にも選ばれました。
知っているようで実は知らないかもしれない、おもてなしの心。
海外の人々の心までをもひきつける日本人のおもてなしについて、「14冊の本棚」からのぞいてみませんか。
+αとして、海外との比較、日本人の文化、海外から見た日本文化、世界に拡がるCool Japanについて取り上げたものも集めました。
おもてなしの心だけでなく、その背景へも目を向けてみてはいかがでしょう。
「じぇじぇじぇ*」な発見があるかも。
そして、受けた「お・も・て・な・し*」を「倍返し*」できる人になりましょう。
いつ本を借りるのか、「今でしょ!*」。
*ともに、2013年の新語・流行語大賞
タイトル / 著者 ( シリーズ名) | ||
1 | 接待の一流 : おもてなしは技術です / 田崎真也著 (光文社新書 ; 286) 世界一ソムリエが明かす、もてなし上手になるための心遣いと技の数々。マナーとは決して形式的なものではないと改めて考えさせられる1冊。 | |
2 | 思いやりの日本人 / 佐藤綾子著 (講談社現代新書 ; 1886) 日本代々伝わる、「思いやり文化」。現代人が忙しさの中で忘れかけている「思いやりの心」の大切さを思い出させてくれる1冊。 | |
3 | 「また来たい!」と思われる接客の小さなコツ / 藤村純子著 身だしなみから言葉使いまで、好感のもてる応対を目指す1冊。お客様目線で、どうしたら気持ちの良い接客ができるか、わかりやすく説明。 | |
4 | 「最強のサービス」の教科書 / 内藤耕著 (講談社現代新書 ; 2066) 日々、私たちの生活を支えているサービス産業。サービス産業の仕事内容を知ることで、相手を満足させるおもてなしの極意を知る1冊。 | |
5 | サービスはホテルに学べ/ 富田昭次著 (光文社新書 ; 502) 日本のホテルが培ってきたサービス精神の奥義を、ホテルスタッフのインタビューや取材を通して明らかにした1冊。 | |
6 | 「極み」の日本旅館 : いま、どこに泊まるべきか / 柏井壽著 (光文社新書 ; 095) 「おもてなし」のサービスが充実している日本旅館。良い旅館の見分け方、味わい方がまとめられており、初心者へのガイドブックとして活用できる。読後は足をのばして日本旅館に泊まりにいきたくなるはず。 | |
7 | 日本人の常識と社交性 : 外国人とのコミュニケーションを良くするために / 井上雍雄著 日本人の社会通念やコミュニケーション様式などについて論述した1冊。異文化を理解するための指針となるだろう。 | |
8 | 誰も教えてくれない男の礼儀作法 / 小笠原敬承斎著 (光文社新書 ; 484) 女性とは違い、礼儀を教わる機会が少ない男性向けに書かれた本。食事作法や身だしなみ、人との付き合い方など幅広く書かれている。もちろん女性が読んでもためになる1冊。 | |
9 | 現代プロトコール : わかりやすい国際交流マナー / 山本節子著 プロトコールとは「国と国の間の儀礼におけるルール」のことである。慣習が違っても、お互いを思いやることの大切さを学べる。世界で通用する人になりたい方には必見の1冊。 | |
10 | 幸田家のしつけ / 橋本敏男著 (平凡社新書 ; 452) 作家の幸田文は、父親の幸田露伴から厳しくマナーをしつけられた。私たちも、親からマナーをしつけられたことを思い出しながら読むと面白い1冊。 | |
11 | マナーとエチケットの文化史 : 世界のあいさつと作法 / ベサニー・パトリック著 ; 上原裕美子訳 豊富なイラストつきで、楽しみながら世界の文化のルールやマナーを学べる本。読むうちに、自然とグローバルな視点が身についてくる。 | |
12 | 文化としてのマナー / 熊倉功夫著 (日本の50年日本の200年 ; ) 中世・近世から現代に伝わる礼儀作法について考えさせられる本。作法の起源などを、史料を読み解きながら詳しく解説。 | |
13 | 日本はなぜ「あいまい文化」なのか / 古庄敏行著 日本は、Yes/Noがはっきりしない民族だといわれるが、どのようにその国民性が築かれたのか。科学、生物学、文化面などからその秘密を探る。 | |
14 | 日本らしさの構造 : こころと文化をはかる / 林知己夫著 日本語の特質や、言語と国民性の関係などを、他国と比較しながら検討する。まずは自国を知り、他国を受け入れるための土台を作ろう。 | |
15 | 日本人のふしぎコミュニケーション : タイ人言語学博士がよみとく日本人のおつきあい&マナーのナゾ! / スニサー・ウィッタヤーパンヤーノン原案 ; 樋口かおる構成・作画 日本では当たり前の会話のやりとりが、外国では不思議に思われている。外国人からの視点で、日本独特のコミュニケーション術がわかる一冊。 | |
16 | 菊と刀 : 日本文化の型 / ルース・ベネディクト著 ; 越智敏之, 越智道雄訳 (平凡社ライブラリー ; 793) 第2次世界大戦中の日本研究をもとに、外国人研究者によって執筆された1冊。欧米の文化を「罪の文化」、日本の文化を「恥の文化」と評したことで話題に。 | |
17 | 菊とポケモン : グローバル化する日本の文化力 / アン・アリスン著 ; 実川元子訳 日本が世界に誇る「Cool Japan」。それはどうして生まれ、世界へ拡がったのか。アメリカ人研究者が日本文化や日米関係を考察する。 |